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Thundersteel

 1. Thundersteel
 2. Fight or Fall
 3. Sign of the Crimson Storm
 4. Flight of the Warrior
 5. On Wings of Eagles
 6. Johnny's Back
 7. Bloodstreets
 8. Run for Your Life
 9. Buried Alive (Tell Tale Heart)

1988年発表、アメリカのヘヴィーメタルバンドRIOTの6thアルバム。
現在は主にリマスター盤が流通しています。素晴らしい内容。
右は7thとの2枚組み。こちらも中身はリマスター盤。

RIOTはMark Reale(G)を中心として1975年に結成。
しかし1984年にマネジメント問題で一度解散しました。
本作品はメンバーを刷新して再結成した、復活後の第一弾アルバムです。

再結成以前のRIOTはアメリカンロック+NWOBHMといった雰囲気の音楽性で、
かなりハードロック色が強いスタイルのバンドでした。
メロディやリードもどこかブルージーなものが多く、
正統派ロックだと言ってしまって良さそうな曲も結構あります。
このあたりは初期のJUDAS PRIESTに近いものがあるかもしれません。

ところが本作では、時代的な背景と大幅なメンバーチェンジの影響なのか、
今で言うパワーメタル/スピードメタル的な要素を随所に追加。
アメリカンロック的な暖かい魅力をきちんと残しつつも
ヘヴィーメタル以外の何者でもない、ハードな作風へと変化しています。

Mark Realeの特徴的なギタープレイも魅力的ですが、
本作で貢献度の高いのは実はリズム隊。
特にDon Van Stavernのベースが絶妙に曲を支えているように感じます。
ドラムはSTEELERのMark Edwardsと、HALFORDのBobby Jarzombekが半分ずつ。
Bobbyはこの頃から半端じゃなく上手いです。

オープニングはタイトルでもある疾走曲、Thundersteel。
この曲の冒頭リフはまさに傑作中の傑作だと思います。文句なしの名曲。
ツーバスを踏みっぱなしで疾走するリズムパターンは
ジャーマンメタル的な印象もありますね。
Tony Mooreの突き抜けるようなハイトーンヴォーカルも魅力的。
2曲目も硬質の刻みリフで疾走していくFight or Fall。
リフはハードですが、そこに載る陰りのある歌メロが印象的。
コーラスのパートも勇壮で格好良い。
続く3曲目はヘヴィなミドルテンポで攻めるSign of the Crimson Storm。
湿ったメロディでありつつもアメリカンな雰囲気。
ハードロックの魅力がたっぷり詰まった名曲。
4曲目Flight of the Warriorは哀愁あるメロディが印象的な疾走曲。
Fight or Fallと同タイプで、リフは非常にハードで硬質ですが、
ヴォーカルのメロディラインは哀愁ある美しいもの。
特にブリッジが傑出した格好良さ。
5曲目も攻撃的な疾走曲On Wings of Eagles。
アクの強いリフとダークな世界観が魅力的。
6曲目は哀愁を含んだ前向きなメロディが印象的なJohnny's Back。
Bobby Jarzombekのドラムが絶妙。
ミドルテンポであるせいか余計に上手さが伝わってきます。
続く静的なアコースティックから幕を開ける7曲目Bloodstreetsも
哀愁あるミドルテンポが美しい。
ブレイクからギターソロへの移行が格好良い。
8曲目Run for Your Lifeはオーソドックスなリフで突っ走る疾走曲。
これは特にNWOBHMっぽい作風ですね。
MAIDENとPRESTを足したような感じで、歌いまわしもどこかRob Halford風。
そして随所のリズムフックがさすがBobby、リフの旨みを倍化させてます。
特にコーラス直前のリズムがめちゃくちゃ格好良い。
9曲目は美しくもダークなメロディの詰まったBuried Alive。
曲構成や歌詞の世界観が、ちょっとMERCYFUL FATEっぽいかも?
ラストにふさわしいヘヴィかつ哀愁のある大作曲。

ヘヴィーメタル史上に燦然と輝く名盤ですね。


  

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Trapped!

 01. Shame On You
 02. Solitary Man
 03. Enough Is Enough
 04. Medicine
 05. Questions
 06. Take Me to the Water
 07. Power and Greed
 08. The Body Talks
 09. Not Forever
 10. Beyond the Wall of Sleep
 11. Baby, I'm Your Nightmare
 12. Fast as a Shark (ACCEPT Cover)
 13. Difference

1992年発表、ドイツのヘヴィーメタルバンドRAGEの6thアルバム。

彼らは既に21枚ものアルバムをリリースしている多作バンド。
これまでは1年に1枚フルレンスを出すのが常だったのですが、
今回は前作から2年開けての発表。
充電期間があったせいか、ものすごく濃い内容です。

メンバーはPeavy、Manni、Chris。
個性的なリフと、変幻自在の歌メロのコンビネーションは
この作品で完成の域に達したといってもいいでしょう。

特にPower and Greedは一片の曇りもない名曲。
怪しいリフと奇抜な転調が癖になります。

他には、複雑に展開していくオープニングナンバーのShame On You、
Medicine、Beyond the Wall of Sleepといった疾走曲が目立ちますが、
Enough Is EnoughやTake Me to the Waterのような
ミドルテンポの曲も充実していて、全体通しての印象がとてもいいです。
ACCEPTの名曲Fast as a Sharkのカヴァーも秀逸。本家より速くなってます。

次作The Missing Linkとあわせて、初期RAGEを代表する名盤です。


オリジナルアルバムでは13曲ですが、邦盤では
 14. Innocent Guilty
 15. Marching Heroes - The Wooden Cross (instrumental)

現在流通している再発版にはさらに
 16. Bury All Life
 17. I Want You
 18. Questions (demo)
上記3曲を追加収録しています。
16と17は本作の直後に発表したEPの曲で、18はデモテイク。

Innocent Guiltyは本編に入ってもおかしくないクオリティの曲ですし、
I Want YouはManniらしい高速メカニカルリフが印象的な疾走曲。必聴です。



  



Dreaming with the Dead

 01. Sweetness
 02. Dreaming with the Dead
 03. Anti God
 04. Glorious Depravity
 05. Beyond Humanity
 06. Feeling Pleasure Through Pain
 07. Through the Skin to the Soul
 08. Rift of Hate
 09. Deeper Demons
 10. Sickness of Will
 11. Chugging Pus
 12. Seduction of the Innocent

1991年発表、アメリカのデスメタルバンドRIPPING CORPSEの1st。

MORBID ANGEL加入前にHATE ETERNALのErik Rutanが在籍していたことで有名。
バンド名はKREATORの同名曲が由来でしょうか。
本作が唯一のフルアルバムです。
 Eric脱退後も同路線で活動を続けていて、EPを発表していたらしいのですが、
 結局2ndアルバムをリリースしないまま解散してしまいました。残念……


スタイルはオールドスクール。初期のMORBID ANGEL、特に2ndに近いでしょうか。
ただし、スラッシュメタルの要素は希薄で、曲もコンパクト。
また、ビートダウン系デスメタルの原型ともいえるスラムパートが随所にあって、
今考えるとかなり先進的ですね。

特筆すべきはErik Rutanの鬼気迫るギタープレイ。
随所で切り込んでくるフラッシーなシュレッドが圧巻です。妖艶な音使いも印象的。
Trey Azagthothが惚れ込むのも納得ですね。

あと、Scott Ruthのヴォーカルも秀逸。
独特の邪悪な声質と卓越したリズムセンスで、曲の良さを引き出しています。


とにかく文句なしに素晴らしいアルバムです。
オリジナルは廃盤ですが、最近再発されて手に入れやすくなっています。
未聴のデスメタルファンは是非。



  

Black In Mind

 1. Black in Mind
 2. The Crawling Chaos
 3. Alive But Dead
 4. Sent by the Devil
 5. Shadow out of Time
 6. A Spider's Web
 7. In a Nameless Time
 8. The Icecold Hand of Destiny
 9. Forever
 10. Until I Die
 11. My Rage
 12. The Price of War
 13. Start!
 14. All This Time

1995年発表、ドイツのヘヴィーメタルバンドRAGEの9thアルバム。

2012年現在、既に21枚ものアルバムをリリースしている多作バンド。
どれも良い作品ばかりなんですが、個人的には本作が一番好きです。

これ以前はInvisible Horizons、Supersonic Hydromatic、Power and Greedなど
転調を交えた引っかかりのある奇妙なリフと歌メロが特徴でしたが、
長年バンドを支えてきたリフ職人Manni Schmidtが前々作で脱退、
後任として新人のギタリスト二人を迎えたことで、雰囲気ががらりとかわりました。
 ちなみに、前作はバンド結成10周年記念の企画盤なので、
 純然たるフルレンスとしては、今回が四人体制での初作品です。


Peavyはハイトーンをやめて、ドスの聴いた声で歌うようになりました。
これにあわせて楽器のチューニングを下げ、ベースも5弦仕様へとチェンジ。
ツインギターになったこともあり、ものすごく分厚い音になっています。
また、スラッシーなザクザクした刻みを取り入れ、全体的にスピードアップ。
ダーク、ヘヴィ、ファストと、三拍子そろった内容になっています。

書いてる人が違うので当然ですが、最も変化が大きいのはリフですね。
しかし、新人SvenとSpirosのコンビもMannniに負けず劣らずの超個性派で、
他のバンドにはない不思議なフレーズが多いです。
また、Peavyも音域を下げたことで歌いやすくなったらしく、
今まで以上に風変わりな歌メロをのっけています。

つまり、雰囲気は変わったものの「変なリフ、変な歌メロ」という特徴はそのまま。
Manniが抜けたのは残念ですが、素晴らしいメンバーチェンジだったと思います。


全14曲とトラック数が多いですが、全てこのアルバム用の書き下ろし新曲。
ボーナス含めると15~16曲にもなり、CD収録時間の限界寸前まで詰まってます。

超ヘヴィなタイトルトラックBlack In Mindに始まり、
Destroyed Denied~というコーラスが猛烈に格好良いThe Crawling Chaos、
アコースティックギターのアルペジオをバックに疾走するSent by the Devil、
不思議なリズムが格好良いUntil I Die、唯一初期っぽい怪曲Start!など、
どの曲も本当に格好良いです。


ドイツ盤デジパックには
 14. Tie The Rope
 15. Forgive But Don't Forget
という2曲が追加されています。これはどちらもヘヴィネスっぽい曲調。

一方、邦盤では14曲目にChaseという曲がはさまれています。
(ラストが通常通りバラードで終わるように配慮したんだと思います)
モダンなリフで適度に疾走し、哀愁あるメロディへと展開していく良い曲です。
余談ですが、裏ジャケとスリーブケースはそのままなので、
Chaseの表記がありません。うーん、惜しい。

アートワークは今回もAndreas Marschall氏の作。
背景は雲かとおもいきや脳味噌。実に彼ららしい雰囲気があって良いです。


また、2006年にリマスター盤が発表されました。


元々オリジナルの音がすごく良かったので、リマスター効果はやや薄めかも。
ちなみにボーナスは未収録です。Chaseは入れて欲しかったな。
両方持っておくのも悪くないと思いますが。


極上のリフとメロディの宝庫。70分飽きずに楽しめます。イチオシです。
 

  





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